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「釣れますか?マスター」 「釣れないねぇ・・・・」 穏やかな日差しの中、ラプラスの背中に乗り、釣りをすること約1時間。 一向に釣れる気配がなく、ただゆっくりと時間が流れてゆく。 シルフカンパニーからロケット団を追い払い、ナツメからバッジを貰い、 仲間たちの連戦の疲れを癒すため、レギュラー組を萌えもんセンターに預け、 俺とラプラスは暇つぶし&海の萌えもんゲットのため20番すいどうで平和な時を過ごしていた。 「せめてヒトデマンかタッツーは釣っておきたいなぁ・・・」 「釣れるといいですねぇ」 特にヒトデマンから進化させたスターミーは万能型でとても優秀だ。できればこの機会にヒトデマンをゲットしておきたい。 ふと周りを見渡すと、波は穏やかで荒れる様子はない。メノクラゲが何匹かぷかぷかと漂っている。 離れたところでは海パンやろうが泳いでいる。 できればビキニのお姉さんが望ましいんだが・・・。 そんなどうでもいいことを考えながら数十分が過ぎようとしていた。 「・・・・・・・・・マスター」 「ん、どうした?」 「私、今とても幸せです」 「どうしたんだ?いきなり」 「私、研究所で飼われている時に、ずっとこの狭い世界で生きていくんだと思ってました。 でも、マスターに出会えて、こうやって広い世界に出れたのがとても嬉しいんです。 マスターを背中に乗せて、こうやって海の上でのんびり過ごすのが好きなんです。」 「俺もこうやってラプラスと一緒にいるのは好きだよ」 「あ、ありがとうございます! それで・・・そのぉ・・・もしよろしければ、また海の上で二人っきりで過ごしたいなぁって思ってるんですけど・・・」 「あぁ、いいよ。また暇ができたら一緒にのんびりしようか」 「は、はい!」 お互いに顔を見合させ笑いあう。 ラプラスの笑顔はとても綺麗で可愛かった。 「それにしても釣れませんねぇ」 「そうだな。一応すごいつりざおなんだけどなぁ」 まぁ、こういう日もあるだろうと思っていた矢先。 「ぶはぁ!!あぁぁ~~~やっぱり海は気持ちいいなぁ!!」 「うおっ!?」 「きゃっ!!」 ざぱぁ!!っと凄い勢いでギャラドスが海の中から飛び出してきた。 「あれ?マスターにラプラスじゃん!何してんだこんなとこで?」 「それはこっちのセリフなんだが・・・」 「いやぁ~海が近くにあると血が騒ぐっていうか、ジムではわたしの出番なかったから体訛っちゃって。 なんか体動かしてないと、どうにも我慢できないんだよねぇ~。ところでマスター何してんの?釣り?? だったら、わたしがこの辺にいるもえもん達を近くに追い込んでくるよ!」 「あ、あぁ。お願いするよ」 「へへ、任せときな!」 そう言って、ギャラドスは張り切って海の中へと潜っていった。 「・・・・・・・・・・・・私とマスター二人っきりの時間が・・・」 その後、萌えもんを沢山ゲットすることができたが、ラプラスの機嫌は萌えもんセンターに戻るまで直ることはなかった。
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前回のあらすじ。 国家権力氏ね やれやれ、ひどい目に遭った・・・ なんとかフシギダネたんも俺の事庇いたててくれ、 あの石頭な警官を説き伏せてくれた。 あやうく前科者になるところだったぜ。 マスター「はぁ・・・やれやれ」 フシギダネ「マスター、私のせいで・・ごめんなさい」 いやいやいやいやいや!流石にそんなわけはない。 冷静に考えてみれば、どう見ても変質者が 幼女にセクハラしてるようにしか見えなかったわけだ。 謝られるとすごく申し訳ない気持ちになる。 マスター「フシギダネは悪くないよ。 俺のやり方が悪かったんだ。 今度はなるべく人目の付かない所でな・・・」 フシギダネ「はーい。」 ああ、あそこまでやってまだ俺の事を信頼してくれてる・・ 俺はもう一生フシギダネたんを大切にするぞ!ゴルァ! なんにせよ以前の訓練で俺も倒れたわけだ(いろんな意味で) フシギダネたんも割りとレベルが上がったと思う。 さぁいろんなことに阻まれたが今度こそ旅に出るぞ! マスター「さてさて、今から隣町に向かうわけだが どれくらいかかるのやら・・・」 隣町のトキワシティ。距離的にそう遠くはない筈だが いかんせん、脱ひきこもりをしたばかりの俺にはちときついかもしれん。 フシギダネ「マスター、がんばりましょう!」 フシギダネたんのお言葉におら力がわいてきたぞ! 歩くぐらいがなんだ!がんばろう!! 旅というのはこれほどまでに楽しいものだったのか。 とまぁ、隣町目指しててくてく歩く俺とフシギダネたん。 この辺は平和なもので、しばしば野生の萌えもん達が仲良く遊んでるとこを目にしたりする。 ああ・・・カメラがないのが惜しい。必殺の肉眼 脳みそでしっかりと焼き付けておこう。 マスター「かわいいのうwwかわいいのうwww」 フシギダネ「マスター、はやくいきましょーよー」 マスター「おっとっと、すまんすまん一緒に行こうなー」 フシギダネ「はい!」 ああ・・・幸せだ・・ っと幸せに浸りつつ歩を進めていると なにやら雑貨店の制服を着たお兄さんが突っ立ってるではないか。 興味本位でなんとなく話しかけてみた。 マスター「すいませーん」 店員「どうされましたかー?」 マスター「ああ、いえ・・なにをしているのかなぁ・・と」 店員「今ちょっとした宣伝活動中でして」 マスター「ほうほう」 店員「私フレンドリィショップの店員です。 便利な道具屋ですからトキワシティで、 是非よってくださいね!」 なるほど、トキワシティの店員さんか。 こんなとこで宣伝して効果あるのか甚だ疑問だが なかなかの好印象。 店員「そうだ!見本をさしあげましょう、 ・・・どうぞ!」 おお、キズぐすりをただでもらったぞ。これはイイサービスでつね。 店員「後・・これもどうぞ。フレンドリィショップへの地図です。 萌えもんを捕まえる、モンスターボール買うときもショップへいらしてください!」 ふむ、フレンドリィショップは萌えもんを捕まえるときに必要な道具も揃えてるらしい。 地図ももらったことだ。これは一度寄る必要があるかもしれないな。 モンスターボールってのは多分フシギダネたんが入ってたこのボールのことだろう。 さて、前途洋々、なかなかにいいかんじでのスタートだ。 予想外のトラブルがあったが・・・ まぁそんなこんなで歩き続けていると。 マスター「お、町が見えてきたぞ」 隣町のトキワシティに到着した。 思ったより早くついたな。 フシギダネ「これからどうするんですか?」 マスター「どうするもなにも、萌えもんセンターを探すのさ。 何事も無理はよくないからな」 フシギダネ「それじゃ、一緒に探しましょー」 確か旅の先々に萌えもんセンターなるものがあり、 萌えもんの無料回復+トレーナーの寝床・食事の格安提供 をしてくれるという、なんとも至れり尽くせりな施設があるのだ。 誰が何の目的で云々はもう突っ込まない。 フシギダネ「んっと・・・あ!あれが萌えもんセンターかも!」 マスター「おお、ナイスだフシギダネ」 んむ、看板にもそう書いてあるな。早速中へ入る。 マスター「おー、なんとも立派な施設」 フシギダネ「広いですねー」 田舎に似つかない立派なつくりだ。 目の前の受付に行けばいいのかな? 受付「ようこそ!萌えもんセンターへ、 ここでは萌えもんの体力回復を致します」 マスター「それじゃお願いします。」 受付「かしこまりました!では、お預かりいたしますので お手持ちの萌えもんをモンスターボールの中にお願いします。」 マスター「だそうだ、フシギダネ」 フシギダネ「わかりましたー」 というわけでフシギダネたんをボールの中にしまう。 一緒に歩き回りたいという気持ち半分、 こんな狭いボールの中じゃ窮屈だろうという気持ちが半分で、 普段はボールから出すようにしている。 それにしても便利な世の中だ。 受付「それではお預かりいたします」 テンテンテレテーン♪ あっという間に終わってしまった。 うーむ、ハイテク文化とはかくも偉大なり。 受付「おまちどおさまでした! お預かりした萌えもんは元気になりましたよ! またのご利用をお待ちしてます!」 さてさて、フシギダネたんの回復も終わったことだ。 フシギダネたんと適当な話をしつつしばし小休止... ・ ・ ・ マスター「んじゃ、そろそろいくか」 フシギダネ「いきましょー」 お互いの体もバッチリリフレッシュ! さぁ、次の町に向け出発だー! と・・思いきや おばちゃん「あらら、爺ちゃん! こんなとこで寝ちゃって。 しょうがないわね!酔いが醒めるまで待つしかないわ」 マスター「・・・」 フシギダネ「寝ちゃってますねー・・・」 まったく、酔っ払いとは非生産的なことしかできないのか。 生産するものと言えばせいぜい嘔吐物ぐらいか。 まぁ横を通り過ぎれば問題ない。やれやれだぜ・・ じじい「ういーっ!ひっく・・・まちやがれ! わしのはなしをきけ!」 しかもからみ酒ときたもんだ・・迷惑千万! そんなもん無視だ無視 じじい「・・・こら!いくな!といっとろーが!」 UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!! おばちゃん「ごめんなさいねぇ。じいちゃん下戸なのよ」 また旅を阻まれてしまった。今日は厄日なのか? マスター「やれやれ・・どうする?フシギダネ」 フシギダネ「んー・・・」 どうしたものか。とりあえず時間つぶしの方法でも・・・・っと そういえば、さっきフレンドリィショップの店員さんと遭遇したんだった。 ショップまでの地図ももらったことだ。せっかくだし寄ってみることにしよう。 マスター「フレンドリィショップにいってみようか」 フシギダネ「はーい。場所は分かるんですか?」 マスター「地図をもらった。今度は探さなくても平気さ」 さて、地図を頼りにフレンドリィショップに到着。 品揃えの把握でもしてみるか。 店員「お!君はマサラタウンからきたんだね?」 マスター「はぁ、そうですが」 店員「オーキド博士を知ってるね?」 マスター「はい。一応」 店員「これ頼まれてるんだけど渡してくれるかい?」 いきなりぶしつけな店員だ。 さっきの店員を見習えこのバカチンめ。 まぁ暇なことだし引き受けてもいいか・・・ マスター「わかりました」 店員「じゃ!オーキド博士によろしく!」 そんなわけでまたマサラタウンに逆戻り。 ああ・・いつになったら本格的に旅ができるのやら。 続く...
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※この話に使われてる英語はエキサイトしてるので決して自力で翻訳しようとしないでね!シゲらない人との約束だ! 前回のあらすじ がさごそ・・・中はゴミばっか!もうやだああああ!ヤッダラァヴァー! マスター「やっと開いたぞ!」 ギャラドス「俺達をゴミ箱漁りさせやがって・・・ マチスをぜってー倒す!」 マスター「ギャラドスは今回の戦いきつすぎるからベンチな」 ギャラドス「/(^o^)\」 扉の先へと進む。こいつがマチスか。 マチス「ヘーイ!プアリトルキッド!ユーのハンパなパワーでは 戦場じゃ生き残れないネ」 いきなり失礼なメリケン野郎だ。 こっちだって負けねーぞ! マスター「シャーラップ!こちとらインドア派のインテリボーイなんだよ! 戦争でしかトークできないマッスルバカはとっととハウスしやがれ!」 ピカチュウ「インテリって言葉に失礼だと思う。」 マチス「オーウ、言ってくれるじゃナイ! ミーは戦争でエレクトリック萌えもん使って生き延びたネ!」 マスター「こっちだってベリーベリーアメイジングスーパーウルトラスペシャルダイナマイト グレートデリィシャス萌えもん達と生き延びてきたんだぜ!」 ギャラドス「なげーよ」 マチス「みんなビリビリシビレて動けナーイ! ユーも同じ道辿る違いナーイ!」 マスター「ユーこそミーのマイ萌えもん達にシビレちまいナ!」 ギャラドス「さっきから伝染ってるぞ、マスター」 ジムリーダーの マチスが しょうぶを しかけてきた! マチス「ピカチュウ!ユーのエレクトリックパワーを見せてやるネ!」 ピカチュウ(マチス)「consented!(わかりました!)」 うはwww日本語でおkww よっしゃ、フーディンたんやっちゃってください! ギャラドス「お前の洋物版だなw」 ピカチュウ「洋物とか言うな」 フーディン「You cannot defeat it to me. (あなたでは私は倒せません)」 ピカチュウ「It doesn t understand until challenging! (やってみないと分からないわよ!)」 うはwwフーディンたんすげぇwwww英語ペラペラwwww ギャラドス「あいつ、外国の言葉とか分かるんだ・・・」 フシギソウ「私も英語勉強した方がいいのかなぁ」 ピカチュウ「フーディンがいれば必要なさそうね」 さて、相手のピカチュウの実力はいかがなものか、 同キャラ対戦とか実現したかったけど 属性的に効率悪いので却下。 ちなみに分かると思うけど英語使ってる方がマチスのピカチュウな ピカチュウ「Fall in my electricity!(私の電気にやられなさい!)」 フーディン「It doesn t hit. Because it is a straight line attack. (当たりません。あなたの攻撃は直線的すぎます。)」 ピカチュウ(マチスの)の電撃を軽々とかわすフーディンたん。スゲスゲヴォー ピカチュウ「avoided it?!(かわした?!)」 マスター「よし!サイケ光線でやり返せ!」 フーディン「I m sorry, you leave it. (申し訳ありませんが、貴方にはこの場で退場していただきます)」 当たった者の脳波を狂わせるであろう怪光線が 相手のピカチュウにクリーンヒット! ピカチュウは たおれた ピカチュウ「Ahhh(うわー)」 マチス「オーゥシット!戻るネ!ピカチュウ!」 うは、ジムリーダーの萌えもんを一撃とは恐るべしフーディン・・・ ギャラドス「相変わらずつえーな」 フシギソウ「フーディンさんすごい!!」 ピカチュウ「フーディン頑張れー!」 マチス「ライチュウ!いってきなサーイ!」 ライチュウ「Sir yes sir!(はい!マスター!)」 ぬおっ、おお・・・あれがピカチュウたんの進化系のライチュウたんか・・・ ピカチュウたんも将来ああなるのだと考えるとよだれが止まりませぬな・・・フヒヒ それにしても、二人とも日本語でおk。何言ってるかほとんど分からん\(^o^)/ ピカチュウ「私もはやく進化したいなぁ・・・」 フシギソウ「早く進化できるといいね」 ピカチュウ「うん。がんばらなきゃ!」 マスター「よし!そのまま戦闘続行だ!」 フーディン「はい。」 ライチュウ「My thunder is stronger than Pikachu! (私の雷はピカチュウとは一味違うわよ!)」 フーディン「show the capability of you. (お手並み拝見させていただきます)」 マチス「ライチュウ!エンリョはいりまセーン!フルパワーでシビれさせなサイ!」 ライチュウ「Become Sacrifice of the thunder!(雷の犠牲になっちゃえ!)」 ずがーーーーん!! フーディン「くっ・・・」 うわ、すっげぇパワー。 あんなのもう1発喰らったらフーディンといえど 瀕死は免れないだろう・・・ だがフーディンは辛うじて耐えてくれた。 これならイける! マスター「フーディン!今の技をかなしばりだ!」 俺の指示と同時に何か呪詛めいたオーラがライチュウにぶつかる! というかフーディン俺の指示先読みしやがった。パネェww なにはともあれこれでライチュウはあの強烈な雷を使えなくなったはずだ。 フーディン「You were not able to use the thunder. (これで貴方は雷を使えなくなりました。)」 ライチュウ「Why!?The thunder was not able to be used! (どうして!?雷が使えなくなっちゃった!)」 マチス「ノー!ライチュウ!ソレはかなしばりデス!もう雷は撃てません! このままでは反撃されマス!でんこうせっかでやられる前にやってしまいなサーイ!」 マチスはそう命令し、ライチュウが突っ込んできた。だがもう遅い! マスター「どてっぱらにサイケ光線かましてやれ!」 どてっぱらの方が効くのかどうかは知らんがな フーディン「To our regret, it is too late. (残念ですが、手遅れです。)」 ライチュウ「Nooooooooo!(キャー!)」 きゅうしょにあたった! ライチュウは たおれた。 よっしゃー、ライチュウを撃破したぞ! だけど後1人もフーディンじゃきついかもね。 マチス「ノー!もう最後の一人ネ! ゴー!オニドリル!」 オニドリル「いくぞー!」 おー、やっと母国語が・・・ ってちょっとまて、なんで電気属性でもなんでもない萌えもん使ってんだよww というかあのオニドリルなんか見覚えが・・・ ギャラドス「・・・!?おい、マスター頼む!俺を使ってくれ!」 マスター「いきなりどーしたと言いたいとこだがまさか・・・」 ギャラドス「そのまさかだよ!いいから!はやく変わってくれ!」 ギャラドスの反応が俺の中の予想を確信に変えた。 フーディンも一発いいのを貰ってしまい、 体力的にも余裕がないだろう。 俺はギャラドスのお願いどおり交代を命じた。 マスター「フーディン!戻って来い!」 フーディン「はい。」 ギャラドス「よっしゃ!行って来る!」 ギャラドスがいつにもまして、いきり立って前に出る。 向こうのオニドリルも底知れぬ気合がこもっている。 これは凄まじい戦いになるぞ! ピカチュウ「あのオニドリルひょっとして・・・」 フシギソウ「きっとそうね。」 フーディン「どういうことですか?」 フシギソウ「あのね・・・」 ・ ・ ・ ギャラドス「よぉ・・・随分でかくなったもんだな!」 オニドリル「あんたもね!!胸はないみたいだけど!」 ギャラドス「俺は着痩せするんだよ!お前こそ絶壁じゃねーか!」 オニドリル「スレンダーって言いなさい!」 マスター「やっぱりこうなるのねw」 ははは、やっぱりあの時のオニスズメか。 まさかジムリーダーの萌えもんやってるとは予想外だZE! 二人の不毛な口論は暫く続いた。マチスは想定外の展開に目を白黒させている。 ・ ・ ・ ギャラドス「で、なんでお前がジムにいるんだ?」 オニドリル「暫く修行のために各地を転々としてたらマスターからオファーが来たの。 ミーについてくれば強くなる、トレーニングイッパイできるネ!ってさ。 まさかあんたが来るとは思わなかったけどね」 ギャラドス「そりゃこっちのセリフだ。お前がいるなんざ誰が予想したってんだ」 なるほどなぁ、確かにジムでしごいてもらえば相当強くなるだろう。 てことはかなり手強いんだろうなぁ。 だがギャラドスもこうして進化してバリバリ強くなったわけだ。 こっちだって負けてないぞ。 フーディン「・・・つまり、あの二人に因縁があったというわけですか」 ピカチュウ「そういうこと。」 フシギソウ「って言っても一日戦っただけなんだけどね」 ピカチュウ「あの二人やけに突っかかりあいが激しかったのよ」 フーディン「お互い相当気合が入ってますね。」 うわ、電気萌えもんじゃないのに二人ともすっげー電気でてるよ。 メンチ切りすぎこええよwww この勝負、もしかしたら指示を出さない方がいいかもしれない。 ここはあの二人の力だけで勝負させた方が両者とも満足するだろう。 そう思った。 マスター「ヘイ!マチス!俺はリクエストをハブしてるんだけど!」 マチス「ワッツ?」 マスター「あの二人は命令無しでガチンコバトルさせたいんだが」 マチス「オー、タイマンカ」 マスター「あの二人を見て察してくれぃ頼む」 マチス「フーム・・・オーケー!オニドリル!フリーダムに戦いナ!」 マスター「よっしゃ、サンキュー!ギャラドス!好きに戦え!」 マチス「ユーに叩き込んだアメリカンスピリッツ見せてやるネ!」 マスター「んじゃこっちは大和魂見せてやれ!」 ギャラドス「気が利くじゃないか!」 オニドリル「サンキュー!マスター!」 後は俺もマチスも他の皆も見守るだけだ。 二人の戦いが始まった。両者互角といったところか。 勝負が拮抗しそうな臭いがプンプンするぜェー! ギャラドス「いくぞおらー!」 オニドリル「かかってこい!!」 ・ ・ ・ もう、どれぐらい戦ってるだろうか。 両者一歩も譲らない凄まじい戦いだ。 ギャラドス「へんっ!勢いだけじゃねーか!無造作すぎるぜ!」 オニドリル「あなただって動きが無造作すぎるのよ!このガサツめ!」 ギャラドス「うるせー!これでも喰らえ!」 ギャラドスのみずのはどうがオニドリルに襲い掛かかる! 遠距離技を想定してなかったオニドリルはかなりビックリしている。 オニドリル「いったぁ・・・はねるしか使えなかった癖に!」 ギャラドス「昔の俺だと思わないことだぜ!」 オニドリル「その言葉そっくりそのまま返させてあげるわ!」 そういうとオニドリルは、三角型の光線を発した。 うわ、燃えて、凍って、雷出してるよ、なにアレ・・・ ギャラドス「うぉ!なんだこれ!」 オニドリル「どう!私の修行の成果、トライアタックの威力は!」 ギャラドス「こっちだって修行のおかげでみずのはどう覚えたんだよ!負けてられっか!(わざマシンだけど)」 どがぁ! 二人のトライアタックとみずのはどうがぶつかり合いせめぎ合っている! どこのドラゴンボールだよこれ!すげぇ衝撃! マチス「ファイト!オニドリル!」 マスター「押し切れー!」 ピカチュウ「ギャラドスー!頑張れー!!」 フシギソウ「頑張ってー!!」 どごーん! くっ・・・衝撃で回りが見えない・・・一体どうなったんだ? ギャラドス「うぐぐ・・・しくじった・・・」 オニドリル「ううぅ・・・体が動いてくれない~」 相討ちか! 以前のハナダジムの時みたいに先に立ったほうが勝利かこれは。 マスター「先に立ったほうが勝ち?」 フーディン「いえ、これは・・・」 ピカチュウ「どっちも満身創痍ね」 フシギソウ「二人とも辛そう・・・」 ギャラドス・オニドリル「ガクッ」 マスター「あ、気絶した。」 フーディン「引き分けですね。」 どっちもいっぱいいっぱいだったんだなぁ・・・ お疲れさんギャラドス。 えーっと、てことは俺の手持ちにはまだ フーディン・フシギソウ・ピカチュウがいるから・・・ マチス「オーノー! ユーの強さトゥルース!つまり本物ネー! オッケー!オレンジバッジやるヨ!」 俺達の勝利ってわけだな!ヤッタネ! マチス「オレンジバッジもってるだけでユーの萌えもんスピードアップ アーンド!そらをとぶ技はファイトないときも使えるようになるヨ!」 マスター「オーウ、サンキュー」 マチス「ユーはスペシャル!これはミーの気持ちネ!」 恒例のわざマシン進呈。ありがたやありがたや マチス「わざマシン34は電気ビリビリ電撃波 エレクトリック萌えもんに教えてくだサーイ!」 おー、早速んじゃピカチュウに使ってあげよ。 マチス「ヘイ!それからユーにアドバイス! エレクトリックパワービリビリ強いネー! でも地面タイプにはパワー吸い取られてしまって 全然きかないヨー!」 マスター「ソーリー、もう知ってるヨー!」 マチス「ショボーンネ(´・ω・`)」 ・ ・ ・ ギャラドス「ちきしょー・・・結局決着つかなかったな・・・」 マスター「まぁ、また再戦する機会があるさ。」 ギャラドスたん、ものすごくくやしそうだ。 そりゃ、ライバルとの決着がつかなきゃ当然か。 おっさん「おーい!そこのギャラドス!」 ギャラドス「あん、俺か?」 なんだ、ジムにいたジェントルマンじゃないか。 わざわざ何のようだろう。 おっさん「手紙を預かったんだ。こいつを渡してくれってオニドリルからな」 ギャラドス「mjd!?見せてくれ!」 ギャラドスへ 今回はあんたに免じて引き分けにしといてあげるわ。 私は、マスターの元を離れまた修行の旅に出ることにしたの。 もともとピンチヒッターみたいなもんだったしね。 次戦った時は決してこうならないことを肝に銘じておくことね。 あんたより万倍強いオニドリルより。 ギャラドス「あんにゃろう・・・」 マスター「HAHAHAまだこの因縁は終わりそうにないな。」 ギャラドス「次はぜってー負けねーかんな!」 ピカチュウ「向こうも頑張ってるみたいだし私たちも負けられないね」 フシギソウ「うん!私たちも頑張らなきゃ!」 マスター「さて、今日のMVPたるフーディンたんの祝勝会でもやるか! フシギソウ!料理任した!」 フシギソウ「任されました!」 フーディン「恐縮です。」 ギャラドスたんとオニドリルたんの修行はまだまだ未完! 二人とも頑張れよ! 続く・・・
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萌えもん 小説「ERMA」 第3話 「バトル好きとあがり症な仲間」前編 ア「1番道路にきたんだけれどな・・・。」 ユ「どうかしたの?」 ア「モンスターボール1個もねえ(泣)。」 ユ「とりあえずトキワに向かおうよ。あそこならフレンドリィショップがあるし。」 ア「そうだな、1時間で着くだろう。」 そして野生の萌えもんから逃げながらトキワに向かった。途中でユウヤが、なぜ戦わ ないの?と、聞いてきたがトレーナーとのバトルの方が野生より育てているぶんレベ ルが高いからそっちと戦ったほうが効率いいからと話している間にトキワに着いた。 ユ「ここがトキワか結構大きいね。」 ア「まずポケセンに行ってみるか。」 そしてポケセンに行った後、町をうろつくことにした。塾に行って見学したり、倒れ てる老いぼれを見て無視したり、してフレンドリィショップに入った。入った瞬間に 店員さんに呼ばれた。 店員(以下店)「君マサラの人でしょ。頼みたいことがあるんがけれど。」 ア「えっ!」 中編に続く
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「…なんか、急にあったかくなってきたな」 「火山のせいでしょうか。今は活動していない、はずなんですけど…」 ハードプラント習得の次の日。俺達は、『ルビー』を探すためにともしびやまへ向かっていた。 シャワーズの助けを借りて遠浅の海を渡り、濡れた服を乾かしたい衝動を堪えて陸地を進んでいく。 途中で出てきた野生の萌えもんを捕獲、もしくは撃退して進んでいくにつれ、肌に感じる熱気が強まってくるのを感じる。 俺の隣を歩いているシャワーズも、少々暑そうだ。だからって服であおぐな。いろいろ見えそうになってるから。 「って、あれ…何だ?」 「洞窟…でも、上から湯気が出てますね」 火山、湯気…ひょっとして…というか、もうそれしかねーよな。 「やっぱり、温泉だ」 「温泉?」 「まぁ、要するに天然の風呂だな。地下水が地熱で暖められて湧き上がってくるやつだ。 普通の風呂よりも、水の質もいいし鉱物によるさまざまなプラスの効果がある…と聞いた。 ちょうどいい。ここに入っている間に服を乾かそう」 俺はシャワーズを連れて温泉の入口へ向かっていった。 向かわなきゃよかった。 温泉は、広大な洞窟内のあちこちに沸いているようだった。それぞれの湯のまわりには簡単に壁が張られ、 管理人に申請して一室を借りて入る、という形になっているらしい。 ちょうど俺達が入ったのが昼前と言う事もあって空いている。 簡単に一室借りることができた。(ひと組に一室しか借りられないらしい) で。 「いや、予想してしかるべきだったんだけどな」 「何いってんの、マスター?早くはいってきてよ」 「御主人さま、ここのお湯すっごい気持ちいーよ!」 まぁ、風呂の外に仕切りはあっても、中には仕切りがない訳だ。要するに混浴だ。 「いや待て、お前ら先入ってろ、俺はしばらく外で時間つぶしてくるから――」 「それは困るね、マスター。服が濡れている状態で外に出て風邪でもひかれたら、修行どころじゃないじゃないか」 「いや、でもな――」 「…分かった、ではこうしよう。シャワーズ、プテラ、手伝え。無理やりにでもマスターの服を脱がす。風邪をひかれては困るのでな」 「ごめん俺が悪かった一緒に入ってやるからそれは勘弁してくれ」 「遠慮しなくてもいいよ、私が上から下まで徹底的に優しく服を一枚一枚剥いでやろうじゃないか」 「フーディン、キャラが変わってます…」 …と言うわけで。 なんだかセキチクの一件を思い出すが、俺達7人は全員で温泉へと入ることになった。 「ふむ…予想以上に湯が熱いな」 「私としてはそんなに感じないが…そこまで熱いか、フーディン?」 「プテラは、熱いのには強いみたいですね」 「ボクたちはいいとしても、年少組が茹であがっちゃうよ…」 「ぐにゃー…」 「ふにゅー…」 「いかん、水の栓はいずこ!?」 「シャワーズ、君の後ろのそれじゃないかな?」 「えっと、これ?…熱っつぅ!これ、源泉ですよ!?」 「あ、たぶんこっちだ!水入れるよー」 もちろん全員タオルは巻いている。…みんな予想以上にくつろいでんな、オイ。 「…ライチュウ」 「なーに、フーちゃん」 「進化しても体はあまり成長してないんだな」 「うー…あたしはこれから大きくなるんだよ!そのうちハナちゃんみたいになるよね、マスター!?」 「俺に振るな、あと湯船で泳ぐな、例え俺達しかいなくても」 …まぁ、確かにライチュウもキュウコンも、進化しても性格は変化していない。…あと体つきも。 フシギバナほどになるかどうかはわからないが、成長はこれからなのだろう。 ただ、変化した点ももちろんある。 「なぁ、ライチュウ、キュウコン」 「なーに?」 「はい…」 「お前ら、髪…解かないのか、それ?」 そう、外見だ。ライチュウはストレートだった髪を左右に分けてツインテールに、 キュウコンは伸びた髪を纏めて九つの房に分けている。進化前は見れなかったうなじがちょっと色っぽい…かもしれない。 「ますたー」 「…どうした」 「かみの毛ほどきますから、あたま洗ってくれますか?」 「あーっズルイ!マスターあたしも!」 「じゃあ御主人さま、ボクもボクも!」 「マスター、あの、よかったら私も…」 「御主人、で、できれば私も…」 「お前ら落ち着け、そして洗うにしても一人ずつだから。そもそもお前ら揃いも揃ってなぜ俺に頼む」 「そんなこと言わずに、役得として受け取りたまえ。あと私もお願いしよう」 ぼやく俺の隣から、フーディンが何気にトンデモない事を口にしやがった。 …結局、一時間近い時間をこの温泉で過ごすこととなった。やましい事はしてないぞ、マジで。 * * * 気を取り直して、俺達はとうとうともしび山に到着した。 とりあえずそれなりに急な山道を登っていくと、上に進む道と横へ逸れる小さな道がある。 普通に登っていれば確実に見のがす小さな道だが、足もとに注意していたため気づくことができた。 どっちへ向かうか。とりあえず、上にのぼるのは後にしたい所…横道へ行くか。 「で、ひとつ目のパスワードは…『またまた タマタマ』…」 何やら話し声が聞こえてくる。物陰からのぞいてみると、見覚えのある黒服の人間が二人いた。 犯罪組織ロケット団。話すと長くなるので割愛するが、俺はこいつらが死ぬほど大嫌いだ。 ここで何をしているのか。相手は二人…ボールは腰に2つずつ、か。 …俺的には、こいつら相手に遠慮も仮借も手加減も必要ない。徹底的に、殺して解して揃えて並べて晒してくれよう。 足もとに落ちていた小石を拾いあげて、同時にリュックに入れていたスタンスティックを取り出す。 伸縮、放電ともに異常なし。…これ、タマムシのロケット団アジトから頂戴した代物なんだよな。萌えもん調教、鎮圧用の。 「…さて、やるか」 まずは小石を投擲。地面にあたって音をたてた石のほうへ、二人の男の意識が集中するその一瞬。 俺は物影から飛び出して3歩で一人目の目の前に飛び出し、スタンスティックを叩きつけてトリガーを引く! 細かい事はわからないが、象でも一瞬で気絶する電撃を浴びて平然としている人間はいまい。 倒れた一人目は無視、スティックを伸ばして二人目のボールに伸びていた手を思いきり叩いた。 痛みに喚く暇も与えず、顎を蹴り上げてさらにスティックで一撃。もちろん電撃のおまけつきだ。 「…ま、これで2,3時間は起きてこれねーな」 「私はいつも思うのだが、マスターは素手でギャラドスやニドリーノくらい軽く倒せるんじゃないか?」 「別に大したことねーよ、こんなの。義父さんは素手でカイリュー投げ飛ばしてたぜ」 「………それは、君の基準がおかしいんだよ」 * * * ロケット団が入ろうとしていた洞窟へ侵入する。ライチュウに頼んでフラッシュで暗闇を払って、 奥へ奥へと降りて行くと―― 「マスター、なに、これ」 「遺跡…かな」 その壁にはよくわからない文字が刻まれ、石室の中には壁と同じような文字が刻まれているテーブルがある。 部屋の隅には、下に降りる階段があった。 「ライチュウ、降りてみよう」 「うん」 降りてみると、今度は小さな部屋の中央に何かが置かれているのが目に入った。 真紅の輝きを放つ、手のひら大の宝石。これが、噂に聞いていた『ルビー』か。 手を伸ばして、台座から取ってみる。…ひょっとしたらトラップが発動するかも、とは思ったのだが、何もおきない。 「…これ、俺がこっちにこなかったらロケット団に取られてたんだな」 「でも、これでニシキさんよろこぶね!」 「そうだな。とりあえずリュックに入れておくか」 俺達は洞窟を出て(ついでにロケット団は縛り挙げたうえで1の島の警察に通報しておいた)、 元の道にもどって頂上へ登って行った。 * * * 「…頂上だ」 古くて長い階段を登り終えると、そこはともしび山の頂上だった。火口はちょうど俺達の登ってきた反対側の下にあるらしい。 振り返ると、1の島と2の島が見えた。3の島は遠くにかすんでいる。 「で、マスター。登ってどうするのだね」 「…いや、昨日頂上にいったらいいって言われたからとりあえず来てみたんだけど」 「やれやれ、…マスター、下がって。上からくる」 「?」 フーディンに言われるまま数歩後退して、空を見上げる。 晴天に赤く輝く影、その姿は―― (…あれ、萌えもんか?どう見たって火の鳥だよな?) (おそらくは間違いないね。マスター、気をつけて) 空から舞い降りてきた火の鳥は、その名のとおりと言うかなんというか、全身を炎に包まれていた。…しかし、それにしても体が大きい。 「ともしび山へようこそ、人間とその仲間たち。私(わたくし)はファイアー。伝説と呼ばれる炎の守護者たる萌えもんの一つ」 「ファイアー…図鑑にデータがある。…以前に確認されたのは、チャンピオンロードで数回の目撃情報のみ、か」 と、火の鳥――ファイアーが纏っていた炎が吹き飛び、その中からファイアーの本体が現れた。…あれ、なんか3回りくらい縮んだな。 しかし、その体からにじみ出る威厳と迫力は全く変わらない。今にも息がつまりそうだ。 「それで、私に何用です?観光、と言うわけでもなさそうですが?そもそも観光ならここではなく向こうの火口を目指した方が…」 「いや、ある人にここに行くといいって言われたんだけれど…」 …ああ、なるほど。そう言う事か。全く、あの人はいったい何者なのか。 「特に用はないというのですか?」 「いや、待ってくれ。…一つあるんだな、これが」 そう言って、俺は腰から順番にボールを取り出して、手持ち6人全員を展開する。 「勝負だファイアー!俺達の力試しとして、相手になってもらうぜ!」 「…ふふ、この私に向かってくる、その意気やよし」 ファイアーが穏やかな口調で、優雅に微笑む。そして、周囲の雰囲気が一変した。 壮絶な覇気と殺気。空気が一気に重くなり、俺の額に冷や汗が吹き出す。 「いいでしょう、挑戦は受けます。そして私に牙をむけたこと、後悔させてさしあげますわ!」 「…ッ!!来るぞみんな、一度固まれ!ライチュウ、光の壁!フーディンはリフレクター!プテラとシャワーズは攻撃の準備! フシギバナ、キュウコンは援護に回れ!」 「うん、分かった!」「任せたまえ」 「はい!」「承知!」 「了解ーっ!」「わかり、ました…!」 ファイアーは上空へ飛び上がり、エネルギーを集中させている。炎を貯めている所をみると、火炎放射か。 …って、あれが火炎放射か!?見た感じだけでも昨日見た『ブラストバーン』と同威力かそれ以上はあるぞ!? 「く、あんなモンくらったらバリア越しでも持たないぞ!キュウコン、フシギバナ、妨害は間に合わない、あいつの火にタイミングを合わせろ! 少しでも威力を削るんだ!フーディンとライチュウは出来るだけ防御を厚くし――」 「遅いわ、焼かれなさい」 空中から俺たちに向けて、撃ちこまれる火炎放射。ワンテンポ遅れて、こちらからも火炎放射と破壊光線が放たれたが、威力が違い過ぎる!! 瞬く間に飲み込まれ、そして光の壁とリフレクターに激突する。 「んぐ…!」 「くっ、う…なんてすさまじいエネルギー…」 「頑張ってくれ、ライチュウ、フーディン!…くそ、フシギバナ!あいつの攻撃を妨害できるか!? シャワーズは時間差で攻撃をかけろ!」 「うん、やってみる!」「…はい!」 バリアの後方から、フシギバナがはっぱカッターを放つ。ファイアーはこれを避けようともせず―― すべて、『防ぎきった』。 分厚い炎の壁が彼女を取り囲み、攻撃を遮断したのだ。 「ますたー、あれは…」 「ああ、分ってる!炎の渦の応用ってわけか!なら、水の攻撃でどうだ!?」 シャワーズが放った水の波動が、炎の壁を打ち消す。ファイアーは美しい顔を若干ゆがめて、此方をにらみつけてくる。 「時間の無駄です、終わらせましょう。…ゴッドバード」 つぶやくと同時に、ファイヤーの全身が炎に包まれ、降りてきた時と同じように火の鳥の姿へと変化する。 その姿のまま――こっちへ突っ込んでくる! 「まずい、みんな、逃げ――」 間に合わない。もうすぐそこまで来て―― 「うわああああああああああああああぁっ!!」 * * * 「く………」 「へぇ、意外としぶといのが一人、いますわね」 「あと一瞬テレポートが遅れていれば私も戦闘不能だったがね。しかし、手加減してくれるとは思わなかったな」 「むやみに命を奪う趣味は持ち合わせておりませんの。…ですけど、主人を見捨てて一人逃げるとは薄情では無くて?」 「私もそう思うけどね、その主人の命令だ、仕方無い」 『フーディン、お前だけテレポートで離脱しろ!お前さえ無事ならなんとかなる!』 『…了解』 「へえ、随分と手下想いな主ですこと。…もういいわ、さっさと尻尾を巻いてお逃げなさい、負け犬!」 「…屈辱ではあるが、そう言ってくれるならありがたく逃げさせてもらおう」 * * * 目が覚めて、最初に見えたのは天井。続いて、ベッド横に座っているフーディンの顔。 「ぐ……フー…ディン?」 「…マスター?目が覚めたのか」 「ここは?」 「一の島、センター内の我々の部屋だ」 「そう、か…」 意識がまだはっきりしないが、俺の体はちゃんとベッドに横たわっているらしい。 頭を触ってみると、額に包帯が巻かれている。体のところどころにも包帯や湿布が張られているのがわかった。 「…みんな、は?」 「私を含め全員治療施設で回復済みだ。私以外の皆は、もう少しかかるそうだけれど…命に別条はない」 「…よか、った、…」 「よくない」 フーディンが強い口調で俺の言葉を阻む。 「よくないよ、マスター。…無事だったから、いいってものじゃない」 「フー…ディン?」 「私が、わたしがもっと早くに反応していたら、マスターに言われる前に動いていたら、全員無事で逃げられたんだ。 特に、マスターは人間なんだ…倒れても、センターの治療施設じゃ治せないかもしれない…」 ぼろぼろ、と。俺を見下ろすフーディンの顔から、熱い滴りが零れおちてくるのが分かった。 俺はヤマブキからこいつと一緒に旅をしてきた訳だが、フーディンが泣いた所なんて、見たことがない。 「ほんとに、マスターが、死んじゃっ、たら、どうし、よう、って…わたしの、わたしの、せ、せいで… 相手に、情けまで、かけられて…マスターが、悪く、言われ、ちゃって…」 「違うよ…フーディン。お前のせいじゃない。今回の敗けは、全部、トレーナーの、俺の責任だ。 相手の実力も測れずに無理な戦いを挑んだ、俺のせいだ。お前は何も悪くない」 腕を伸ばして、フーディンの頬から涙を払う。 「お前のせいじゃない。…思いきり泣いたっていい。その分早めに泣きやんで、また俺を助けてくれ」 「マス、ター…ひぐ、ぐすっ…う、うえぇっ…」 ベッドに横たわる俺の胸に顔を押しつけて泣くフーディンの頭を、母親のように俺は撫でてやった。 * * * 泣き疲れて眠ったフーディンを俺の代わりにベッドに寝かせ、みんなの様子でも見に行こうかと考える。 ああ、そういえば…ともしび山で入手したルビーをニシキさんに渡さなきゃいけないんだったか。 通信制御施設に入ると、ニシキさんが駆け寄ってきた。 とりあえずルビーを手渡すと、彼は信じられないような眼でこちらを見てきた。 「あの…ひょっとして、これを探してその怪我を?」 「いえ、これはその後ちょっと手ごわい奴とやりあって…フーディンのお陰で、命からがら逃げてきたって感じなんですけどね」 「あ、あの子ですか…必死の形相であなたを引きずってセンターに入ってきたものですから、みんなびっくりして」 …後でフーディンにちゃんとお礼言い直しておこうか。 「でも、これでまた通信システムの強化、進みますかね」 「もちろんです!…まぁ、細かい調整なんかは一つ一つやっていくしかないんですけどね。 いつまでも先輩のやり方を頼ってはいられないし、オレなりのやり方で頑張りますよ!」 一つ一つ…俺なりのやり方…か。…そうか… 「クリムさん、本当にあり――「ニシキさん、ありがとうございました。何か、ちょっと目が覚めました!」――え?」 俺は、仲間たちを迎えに走り出した。そう、俺は大事なことを忘れていたんだ。 ジョーイさんのところで聞いてみると、今ちょうどみんな治療が終わり、部屋へ走って行ったらしい。 …まずい予感がするな。急いで俺も追いかけよう。 * * * 「どおしよう、マスターがいなくなってるよー!」 「ひょっとして、けがしてる所を攫われたり――」 「ますたぁ…どこですか…」 「落ち着いてみんな、皆で探せばすぐ見つかるから…」 「シャワーズ、お前が落ち着くんだ!ソファーの下にマスターがいるはずないだろう!」 「…お前ら、怪我治ったばっかりで走り回ってんじゃねーよ」 「マスター!?」 「御主人!どこに行っておられたのだ!」 「そうですよ!一番安静にしてるべきなのはマスターじゃないですか!」 「いや、もうだいぶマシになった。お前らを迎えに行こうと思ったらスレ…じゃなくて、すれ違いになったみたいだな」 …こいつらにも、言わなきゃな。俺の覚悟と、決意を。 「みんな、聞いてくれ。今回の負けは、全部俺のミスだ。…本当にゴメン」 「マスター…」 「けど、今度は負けない。みんな、俺にもう一度チャンスをくれ。今度はあいつのペースに乗せられる必要はない。 おれ達のやり方で、あいつに、ファイヤーに目にもの見せてやるんだ」 「良く言った!それでこそボク達の御主人さまだよ!」 「私、もっともっと頑張ります…勝ちましょう、マスター!」 「もう、まけない、です」 「負けっぱなしと言うのは症にあわんな。御主人、今度こそ勝とうぞ」 「さっすがマスター!あたしもそう言おうと思ってたんだよ!」 「お、お前ら…」 「楽しそうだね、君たちは。私を放っておいてそれは無いよ」 「フーディン!?お前、もういいのか?」 「おかげさまで、だいぶ気が晴れたよ。ありがとう、マスター。 …それで、勝算はあるのかい?」 「ああ。…細かい作戦は明日話す。まずはとにかく…晩ごはんにしないか」 「…そういえば、もう7時を回ってるんですね…急いで作ります!」 「ボクもいってくるよ!」 「おなか…すきました」 「…まぁ、健康で何よりだな」 * * * で、次の日。朝食を食べ終えて一息ついた面々に、俺が作戦の説明を始める。 「まず、昨日の戦いで分かったことを纏めてみよう。おおよそだが、3つある。 一つ・ファイヤーはゴッドバード、火炎放射の技を使う前にチャージ時間がある。 二つ・炎の壁はシャワーズの水の波動で消すことが可能。他の物でも消せるかもな。 三つ・俺達の防御力では、火炎放射でさえ防ぐのがやっとだ。つまり、回避する方向で考えよう」 「そして、ヤツに対する俺達の有利な点はこうだ。 まず、こちらは6人、相手はひとりと言う事だ。散開すれば、火炎放射で一網打尽、なんてことはない。 もう一つ。一度俺たちに勝ったから、ヤツは俺たちを甘く見ている。そこにつけこむことができれば、勝ち目は充分ある」 「これから、各自に作戦を言い渡す。現場で指示を出すこともあるだろうけど、そうでないときはこれに従って自分で動け。 今回の戦いのカギは…フシギバナ、お前だ。わかってるだろ?」 「うん。アレを使うんだね!」 * * * ともしび山、頂上。昼下がりの山頂で、俺達とファイヤーは再び対峙した。 「あら、人間。またやられに来たのですか?」 「あいにく負けたままじゃ気が済まないんでな。リベンジマッチと行かせてもらうぜ」 「…ふふ、いいでしょう。今度も手加減してさしあげます」 「そいつはどうも!行くぜ、皆!」 俺がみんなに出した指示はこうだ。 まず、フシギバナは『フーディンの後ろでタイミングを待て、必要なら援護しろ』 そしてフーディンには、『とにかくフシギバナを守れ、そして仲間の支援を行え』 残りの4人にはこう言った『とにかくファイヤーを一度地面にたたき落とせ』 まず、先鋒はライチュウ。素早く前に走り出て、攻撃に入ろうとしたファイヤーに10万ボルトを放つ。 さらにキュウコンが続き、火炎放射で牽制をしかけた。 ファイヤーはこれを驚きもせずに炎の壁で散らす。しかし、すかさず放たれたシャワーズの水の波動がバリアを打ち消した。 「どうしました、これでは昨日とおなじですわよ!」 「それはどうかな!?」 高らかに叫びながら、さらに高空へと上昇、炎を放射する構えを取るファイヤー。 しかし、背後に回ったプテラが真上から破壊光線を放つ! 「甘い!」 一瞬で軌道を見きって、空中で回避しやがった!反動で動けないプテラを放っておいて、再度火炎放射の構えを取るファイヤー。 だが、その油断が命取りだ! 「イーナーズーマー…」 「なっ!?」 「キィーック!!」 プテラの背に隠れていたライチュウが、そこから飛び出し――ファイヤーに、渾身の雷撃と蹴りを打ち込んだ!! 油断していたところに背中から蹴りを受けて、一直線に地面に落ちるファイヤー。 (いいぞ…そのまま下まで…!!) しかし、敵もさるもの。空中で翼を広げ、地上数メートルで留まって、再び上昇しようとする。 だが、天空より駆け降りてくるプテラとライチュウがそれをさせない! 「大人しく落ちちゃえっ!」 「これで終わりだ!」 落下の勢いを利用した、メガトンパンチとすてみタックルが直撃。今度こそ完全に、地面に叩きつけられた! 「こ、この…調子に乗って…!」 立ち上がろうとするファイヤーだが、真上からすさまじい念力に押されて、膝をつくのが精いっぱいらしい。 フーディンが俺の目の前で、全身全霊の力でファイヤーを押さえつけているのだ。 「それはこっちのセリフだよ。一度勝った程度で調子に乗らないでほしいものだな…! 今だ、やれ!!」 「はいっ!」 「おいうち、です!」 「行くよ!」 「任せろ!」 4方向から襲い来る、徹底的な破壊の嵐。爆炎と土埃が舞い上がって、視界を隠す。 「フシギバナ、やれ!フーディンは念力で奴の位置を掴んでフシギバナを誘導!」 「了解!…見えた!右21度、まっすぐ撃ちこめ!」 「行くよ…だああああああああああああああああああぁぁっ!!」 フシギバナの絶叫とともに、彼女の『力』が地下から持ち上がり、煙の中にいるファイヤーに殺到していく。 視界の晴れたファイアーが見たものは、自分の視界をさらに埋め尽くす無数の根だった。 「あ、きゃあああああっ!?」 「やった!御主人さま!」 「おう!」 狙いを定め、ハイパーボールを倒れたファイヤーに投げつける。…意外なほどあっさりと抵抗が止み、ボールが火山の岩肌に転がる。 「…御主人さま、やったの?」 「ああ。…ファイヤー、ゲットだぜ!」 「意外とあっさり捕まってしまったね。…もっと苦戦するかとも思ったんだけど」 「…そうだな。とりあえず、センターに戻るか!」 * * * で、センターの自室に戻って、治療のすんだファイヤーをボールから出してみる。 たとえ伝説級の萌えもんとはいっても、ボールに入ってしまえば俺に危害を与える事はできない…と思う。 「…で、とりあえず捕まえちゃった訳なんだが…」 「敗北した以上、殺されても文句は言えませんものね。このファイヤー、謹んで貴方の供となりますわ。どうぞよろしく、御主人様」 「あー、それなんだけど…まぁいいや。どうせもう今日は遅いだろうから」 「マスター、ファイヤーさん、晩御飯用意できましたよ。歓迎も兼ねて、御馳走にしてみたんですけど…」 「あら、恐れ入ります。それとシャワーズ、同じマスターに仕えるのだから、別に敬称はいりませんよ? それではマスター、先に食堂へ行っていますね」 「あ、ああ…」 なんか、さっきまでとだいぶキャラが違うな。…何というか、実力を認めてもらったのだろうか。 「それではマスター、私はこれで失礼いたします。おやすみなさいませ」 「ああ、お休み。…早いな」 「その気になれば、1日中でも起きていられるのですけれど…少し、疲れたみたいでして…」 「そうか…まぁ、ゆっくり休みなよ」 「おやすみなさい、ファイヤーおねえちゃん」 「おやすみなさい、キュウコン。それでは」 「…なんだかなぁ」 「拍子ぬけ、と言った感じだね。もっと抵抗してくるかと思ったんだけれど…」 「ますたー」 「ん、どした、ロコン?」 「ねむい、です…わたしも、ねます」 「マスター、あたしも寝るね…おやすみー」 「あの、私も…」 「そっか…まぁ、今日はがんばったからな。お休み」 なんか、やけにみんな寝付くのが早いな。…あれ、俺もちょっと眠くなって… 「マスター?」 「悪いフーディン、俺もちょっと疲れてるみたいだ…」 「当然だ、君は一応はけが人なんだぞ。無理をせず休みたまえ」 「あ、ああ…消灯、頼むな」 「わかっているよ。お休み、マスター」 寝間着に着替えて、俺もベッドに入る。…不自然なくらい、あっさりと眠りに落ちた。 「フシギバナ、もういいぞ。ボールは確保した」 「うん。でも何で、ファイヤーにいたずらするの?」 「昨日の借りを返してやろうかと思ってね。楽しいし見てて面白いと思うから手伝ってくれ」 「わかったー。じゃあ、どこに行くの?」 「隣の治療室へ行こう。あそこなら音も漏れまい」 * * * 「御主人様、起きてくださいませ…」 「う、ん…」 やけに深い眠りだった気がする。いつもなら自分で目を覚ますところを、起こしてもらう事になるとは… って、あれ? 「ファイヤー?」 「な、何でしょう?」 「いや…いいや。起こしてくれてありがとうな」 ファイヤーに先導されて、朝食の場へ向かう。 「ますたー、おはようございます」 「お早うございます、マスター」 「おはよー!マスター!」 「御主人、お早う。寝坊とは珍しいな」 「あ、ああ…」 …俺の隣にいるファイヤーの顔が紅い。なんかやけに紅い。その視線をたどってみると… 「あ、御主人さま!」 「やぁマスターお早う。今日は寝坊かい?」 …まさか、まさかな。 「なぁ、ファイヤー」 「…な、なんでしょう、御主人様?」 「お前さ、昨日…フーディンやフシギバナと何かあったのか?」 ステーンガタガタブルブルドンガラガッシャーン!! (な、何だ今のギャグ漫画みたいな謎の擬音!?何の音だ!?) 「なななななな何をおっしゃっているのかしら御主人様!?私は昨日御主人様より早く床に就いたのですわよ!? 御主人様やキュウコンにもきちんと挨拶したはずですわよ!?」 「あー、悪かった。俺の気のせいだ。忘れてくれ」 …聞かない方が、よさそうだ。 「ところでマスター、ファイヤーはどうするんだい?このままマサラの方へ行ってもらうか、 それとも手持ちメンバーに加えるのか…」 フーディンがいきなり核心をついてきやがった。 …しかたないな。話を始めるか。 「…捕まえておいて何だが、逃がそうと思っている」 「「「「「「え!?」」」」」」 「今後、俺達はチャンピオンリーグに挑戦するわけだ。もちろん、沢山のトレーナーや観客がいる。 もしそんなところに伝説の萌えもんを連れていってみろ、ファイヤーは確実に研究機関に奪われて、何をされるか分かったもんじゃない。 マサラに連れていっても結果は一緒だ。それに、守護者のいないともしび山も危険が高まる可能性が高い。 このあたりの事を考えて、ファイヤーにはともしび山に残ってもらうのが最善だと思うんだが…」 「…確かに、その通りですわね。分かりました。私はここへ残りますわ。 その代わりと言うのもなんですが、もしよろしければ御主人様の故郷、マサラまでは私に送らせて下さいませんか?」 「そうだな…頼むよ、ファイヤー」 「お任せ下さいませ」 * * * 1の島の海岸に、俺とファイヤーが立っていた。ニシキさんへの挨拶も済ませ、部屋も引き払ってきた。 「じゃあ、ファイヤー、頼む」 「分かりました。では、とりあえず私におぶさってくださいませ」 ファイヤーの背中に乗ると、彼女の炎の熱がじんわりと伝わってきて暖かい。 「それでは、飛びますわよ!」 言った瞬間、俺達はもうすでに空にいた。かなりの速度で、地面や海が流れて行く。 「飛行形態をとります。熱くはないですから、安心して捕まってくださいね」 「え?」 轟っ!! 「うぉうっ!?」 突如としてファイヤーの全身が燃え上がり、初めて見たときと同じ火の鳥の姿になる。 この大きさだと、背中に乗っても全然安定感がある。 「それでは御主人様、しばし空の旅をお楽しみくださいませ♪」 火の鳥に乗って、俺達は一路マサラへと向かう。 * * * マサラタウンに降り立つと、ファイヤーは即座に変身を解除して人型に戻った。 「それでは御主人様、なごり惜しいですが、ここでお別れですわね…」 「ああ。…まぁ、何だ。寂しかったらいつでもウチに遊びに来てくれ。伝説が来た程度で驚く家族じゃあないからな」 「うふふ、ありがとうございます。…でしたら、これをお持ち下さいませ」 ファイヤーは丁寧に俺の手を握って、何かを手渡してくれた。 「羽根…か?」 「はい、私の羽根ですわ。もしも私の力が必要になった時、その羽を高く掲げて私を呼んで下されば、 世界のどこであろうと分かります。すぐに駆けつけますわ」 「…そっか、ありがとうな、ファイヤー!」 「ええ。…それではごきげんよう、御主人様」 最後に深々と礼をして、彼女は火の鳥に変身し、自らの故郷へ帰って行った。 しかし、考えてみれば5日間でここまでとんでもない事に巻き込まれるとは思っていなかった。 まぁ、修業としては悪くない旅だったかもしれない。少なくとも、得たものは決して小さくはないだろう。 俺は小さくなっていく伝説の火の鳥を見送りながら、そんなことを考えていた。 おしまい。 あとがき 今回は…まぁ、比較的まともだったはずです。 ファイヤー相手のバトルメインでしたが、いかがでしょうか。 実は僕は、バトル描写はかなり好きなんですよね。 心理描写とかよりこっちの方が楽でいいんです。 …まぁ、うまく書けるかは別問題なのですが。 それでは、また次回にお会いしましょう。 最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
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「なんだ御主人、まだ寝ていないのか?」 「…プテラか。俺だって、たまには眠気が来ない夜もあるんだよ。お前は?」 「昼間寝過ぎたようで。我も眠れないのだ」 「そっか。…なんか飲むか?少しならつまむものもあるけど」 「ああ、水でもあると嬉しい」 コップに入った水を渡してやると、プテラは羽根のついた腕で受け取って口に含んだ。 「…眠れない夜って、長いよな」 「そうだな。だが、二人いれば時間もつぶせるだろう。…何でもいいから、話をしてくれないか」 「何でもいいって言われても困るな。…何が聞きたい?」 二人でミニテーブルをはさんで向き合って、スナック菓子を肴に水を飲む。静かでちょっと奇妙な空間。 「そうだな、我はグレンからの御主人しか知らないからな…それまでの旅の話も聞きたいし… 手始めにシャワーズとの慣れ染めでも…」 「別にいいけど、なんでシャワーズ?」 「マスターの事を一番好いているというか、何かありそうだと思ったからだ」 「成程な。…俺がアイツと会ったのは、タマムシシティだったな…」 * * * タマムシ、ゲームコーナー前。一人のイーブイが、さびれた路地を駆けていた。 そして、それを追う複数の足音。黒衣の集団…と言うほどかっこよくも無いが、とりあえず黒い服を着た男たちが少女(人じゃないけど)を追う。 「捕まえたぞ、こいつめ!」 「やっとか…やれやれ、手間をかけさせやがる」 「あ、ぁ…」 震えるイーブイを囲み、5人のロケット団員がうすら笑いを浮かべている。 「さて、反抗的な奴にはお仕置きをしないとな…」 「い、嫌…誰か、助けて…」 「こんなところに誰も来るものか、諦めな!」 「待てっ!」 ロケット団の背中に、声が降りかかった。路地の入口に、誰かが立っている。 「純なる萌えもんの体を操り、自らの欲望を達しようとするは悲し…人それを『エゴ』という」 「だ、誰だお前はっ!?」 「…?」 朝の光が、路地の人陰の背から降り注ぐ。逆光で彼の顔は見えないが、怒りに満ちた気配が存在感を放っている。 「キサマらに名乗る名はないっ!」 一人の少年と、一人のフシギソウ。フシギソウが少年の上に乗ってポーズを決めている。 「ほら御主人さま、パイル・フォーメーションやらなきゃ!」 「おう、天よ地よ、火よ水よ…ってどこまでやらせるんだお前はっ!?」 「だって、最後までやらなきゃバイカンフーになれないよ!?」 「最後までやってもなれねーよ、てかなりたくねぇよ、恥ずかしい!」 「じゃあピカチュウにサンダーボルトスクリューを…」 「もういいから!俺それをやる為にわざわざコイツら追いかけてた訳じゃねぇから!」 呆気に取られたロケット団とイーブイを無視して、コントのような会話を続けるフシギソウとそのマスター。 「畜生、ノリでこいつに付き合うんじゃなかったぜ…久々に嫌な黒服を見たから潰そうと思ったのに」 「ええい、何なんだお前はっ!?」 「知るかっ!とりあえず俺は『お前ら』が死ぬほど嫌いなんだ、ここでまとめて叩き潰してやるっ!」 …この少年、ロケット団に勝るとも劣らぬ滅茶苦茶っぷりである。 「生意気な口を聞いてくれる!お前ら、先にコイツから片付けろ!」 「ロコン、ピカチュウ!雑魚は任せる!フシギソウ、俺達で中央を叩くぞ!」 ロケット団が手持ち萌えもんを展開するのと、少年が腰のボールを投擲するのは同時。 狭い路地で、理不尽極まりない戦いが始まった。 * * * 「…というのが、私とマスターが初めて会った時の事でして…」 「どこからどうツっこめばいいのか迷うね」 マスターの部屋の隣。シャワーズとフーディンが隣り合ったベッドに横になりながら、話していた。 「それはまぁ、初めて会った時は『危ない人だなぁ』とは思いましたけれど…今考えればそれも魅力の一つですし。 普段はかっこいいのに放っておけないような気がして、かわいらしいじゃないですか?」 (…あばたも笑窪…いや、実際考えてみるとあの危なさは確かに…) 考え込むフーディンを余所に、シャワーズの話は続く。 「…御主人、フシギバナはいつの生まれだ?」 「さあ?少なくともあの世代には生まれて無い事は確かだ」 「どこで仕入れたのだろうな、その知識は」 「分からん」 * * * 路地に倒れる人間5人と萌えもん多数。ピカチュウとロコンをねぎらい、ボールに戻した少年は、 とりあえず倒れている奴らを縛りあげて確保した。ボールにそいつらの手持ちを戻しておく。 …萌えもんに罪はないかもしれないが、まぁ運がなかったと思ってもらおう。 警察に引き渡せば普通に更生できるだろうし。 「…ふぅ、とりあえずサックリ片付いたな」 「御主人さま、何気に一人でロケット団全員投げ飛ばしちゃうんだもんね」 「あ、あの…」 イーブイの声に、少年とフシギソウが気づいた。 「忘れてた…だいじょうぶ?もう安全だよ?」 「はい。助けていただいて、ありがとうございました」 「か…勘違いすんな、別にお前のためじゃないんだからな!」 「御主人さま、それなんてツンデレ?」 「ええい、うるさいっ!とりあえず怪我もしてるんだから、センターに連れてくぞ!」 「え、えっと…」 「あーもぉ面倒なっ!」 「きゃあっ!?」 「あ、お姫様だっこだー」 「やかましっ!このままセンターまで走るぞ!追手がきたら面倒だ!」 「はーい!」 「…なるほど、ロケット団に実験材料兼雑務をさせられていた訳か。それで、チャンスを見つけて脱走して、こうなったと」 「はい…私の両親はその時からずっと会っていません。…たぶん、もうこの世には…」 センターで治療を済ませたイーブイと、少年は宿泊施設の部屋で話をしていた。 「…そうか」 「お願いです、私もあなたの旅に連れて行って下さい!もうどこにも行く所がないんです!」 「うーん…」 少年は腕組みをして考えている。と、横に座っていた手持ちの萌えもん達が口を出した。 「御主人さま、ボク達からもお願いするよ!この子、ボク達が連れて行ってあげないとまた捕まっちゃうと思う!」 「マスター、あたしたちは仲間が増えた方が楽しくていいと思うな!」 「…ますたー」 「確かに…バタフリーやじんすけがいない今、戦力的にも新しい味方は必須か…タマムシだと危険も残るしな。 …あれ、待てよ?イーブイって、確か進化方向がかなりあるんじゃあ…」 「?」 「ふむ…まぁ、いいか。丁度新しいタイプも必要かと考えていたところだ。丁度水の石もあるしな。 雷の石と炎の石はそれぞれピカチュウとロコンに当てればいいし…」 「??」 「よし、イーブイ。とりあえずお前を仲間にすることに決めた。これからよろしく頼む。 それで、今後の事なんだが…進化って、知ってるか?」 * * * 「それでシャワーズにした、と」 「ああ。その後、4人と修行から呼び戻したじんすけを加えて、シャワーズの案内で地下のアジトをつぶしたうえでタマムシジムで勝利し、 そこで拾ったシルフスコープ引っ提げてシオンで幽霊退治とフジ博士の保護、そのままヤマブキに突っ込み、 格闘道場でトレーナー達と会って、ナツメとも会って…そうか、フーディンと会ったのはちょうどその時だっけな」 「む?フーディンはナツメと関わりがあったのか?」 「関わりも何も」 水を口に含んで飲み込み、喉を冷やして話を再開する。 「アイツは元はナツメの所のエースだぜ?それがなぜか俺の手持ちに入りたいって言ったんだよ。 まぁ、俺としては大助かりなんだよな…有能だし、強いし」 「御主人、その時の話も聞かせてはもらえまいか」 「ああ、分かった」 「しかしシャワーズ。君は進化にこだわりなどはなかったのか?何になりたい、とか。折角選べるのに」 「うーん…私はそういう事はあまり考えてませんでしたね…ただただマスターの役に立てるなら、としか…」 「…君は意外とバカだな」 「そうかもしれませんね…ところで、フーディンはどうしてマスターの所へ?」 枕に頭を預けたまま、フーディンは寝返りをうって天井を眺める。 「あの時――私が彼を始めて感じ取った時――」 * * * 金色の町ヤマブキ。俺は今、4人の手持ちとともにここに来ていた。 ロケット団に占拠され要塞と化したシルフカンパニー攻略のため、俺は格闘道場とそこにいたトレーナー達と会った。 彼らと話し合った結果、まず数名が潜入して入口から1Fを占拠して、その後にすべての戦力でロケットだんを追い出すという形になった。 もともと俺一人でも突入するつもりだったが、戦力は多いに越したことはないだろう。 そして、彼らの進言に応じて、俺は今ヤマブキジムへと忍び込もうとしていた。 ヤマブキシティジムには、格闘道場と違ってロケット団の見張りが配置されている。(格闘道場には、変装したトレーナーがカモフラージュに立っている) 監視の必要があるだけ、ジムリーダー・ナツメをはじめとする強いトレーナーも多い。 つまり彼女たちの力を借りられれば、戦力は格段にアップするのだ。 「…いらっしゃい、ってか」 窓が一か所だけ開いている。俺はその枠に手をかけ、ジム内へと乗り込んだ。 エスパー少女、ナツメ。彼女は人の思考をある程度読み取ったり、未来予知ができるらしい。大方俺が来るのも予測済みだろう。 彼がジムの敷地へ入った瞬間から、感じていたものが強くなった。 念話で、隣に座っている主人へと語りかける。 『…ナツメ』 『わかってる、ユンゲラー。もうすぐ、彼がやってくる… 一億の原初を連れて、一億の終焉を連れて、一億の復讐を、遂げるために…』 そう。彼の内面に見える渦巻く意思は、怒りの色を濃く映している。 理性の皮に包まれた、恐ろしく激しい感情の血と肉と骨。 その色を表すなら、復讐者の真紅(クリムゾン)。 焔の光より赤く、血の色よりも濃い、凄絶な戦意と覚悟。これが私達に向けられていないのは、幸いだろう。 『恐ろしい人ね…私達のようなモノでなければ、普段の彼からは内面の欠片も感じられないでしょう。 彼は理性で抑えている…怒りと絶望と悪意を…いえ、最初から一つにしか向いていないから、かしら』 『ナツメ。彼に手を貸すつもり?』 『彼には申し訳ないけれど、それはできないわ』 しかし、彼女には策があるようだった。ここから動かずに、状況を打開する考えが。 …彼女の思考は、私にはほとんど読み取れない。 「…………」 「ええ…あなたの思う通り。ここのトレーナーは外出の際一人一人を徹底的に見張られているの。 私たちでは対処のしようがないわ。…せめて、ジムの監視の目をそらせればジムから敵を排除して立てこもる事はできるかもしれないけれど」 「わかった。…なら、俺たちだけで作戦を決行する。…もしかしたら、奴らの眼はすべてこちらに向くかもしれない。 情報提供感謝する、ヤマブキシティジムジムリーダー、ナツメ」 想像していた通り、助力は得られなかった。相当ロケット団に警戒されているらしい。 しかし、さすがエスパーだな。俺の思考を読み取って、欲しい情報だけを丁寧に渡してくれた。 「まって。確かにトレーナーは動けないけれど、萌えもんは別」 「…どういう事だ?」 「私のユンゲラーをあなたに預ける。戦力に加えてくれて構わない」 そう言うと、横に控えていたユンゲラーをボールへと入れて、俺へと手渡した。 「…ありがとう。すべて終わったら返しにくる」 「ええ、待ってるわ」 …ジムを抜け出してから気づいた。 ユンゲラーの進化条件って…確か……。 道場から出て、センターの宿泊施設の中で私は彼と対面した。 「やっぱり、進化してたか…どっちの名前で呼んだらいい?」 「フーディンで構わない。名前はそれほど重要じゃない」 「そうかもな。…とりあえず、短い間だがよろしく頼む、フーディン。 作戦の決行は明日、10時からだ。それまでは俺と一緒に過ごしてもらうんだが…折角だから、仲良くやろうぜ」 「同感だね。よろしくお願いするよ、クリム君…いや、マスターと呼ばせてもらおう。こちらの方が語感がいい」 …ユンゲラーは人との通信交換によって進化する。まぁ要するにそう言う事だ。 しかし、コイツだけでも非常に大きな戦力となりうる。ナツメの好意に感謝しよう。 あわよくば、ジムリーダーの手の内の一つも見せてもらえるかもしれない。 「フーディン、よろしくね。ボクフシギソウ!こっちがピカチュウで、ロコンで、シャワーズ!」 「ああ、よろしく」 とりあえず、明日まではゆっくり過ごそう。…ここで長きにわたる因縁に決着がつくとは思えないが、 だからといって奴らの拠点を放っておくつもりなど毛頭ない。明日で奴らのヤマブキにおける天下は最後だ。 「とりあえず、今日はみんな早めに寝るようにな。明日は相当激しい戦いになる」 「はーい」 …俺ももう寝よう。 * * * 私は今、かりそめのマスターと共にシルフカンパニー内を駆けていた。 彼がなぜか持っていたロケット団のバッジで怪しまれずに内部へ侵入し、内側から一階の敵を一掃、仲間を導きいれたのだ。 彼自身の過去を読み取ることもできただろうが、流石にそれはしたくない。 「フーディン、敵は!?」 「問題ない。…いや、上から複数、左の階段だね。私がやろう」 「任せる!フシギソウ、ピカチュウ、下の足止めを頼む!」 「はーい!」「了解!」 意識を集中。私の力は、念ずることによって作り出される。 難しい筈はない。不可能な事でもない。 もとよりこの身は、ただそれだけに特化した念力回路――――! こちらの敵を片付けると、マスターと仲間たちの方もすでに片付いていた。 彼の萌えもんトレーナーとしての能力は、私の主観としては非常に高い。 捕獲能力は見れないけれど、戦闘、指揮能力に置いて非常に優れている。アイテムによる支援のタイミングも適切だ。 …しかし、彼のその完成された能力とは裏腹に、心は相当不安定。年齢的にもそうだが、どうやら以前にロケット団と何かあったようだ。 一見すると仲間たちには普通に接しているが、敵に対しては非常に残虐。つき従っている彼女たちは、その辺りを理解しているようだけれども。 私の理性は、彼に対する興味を抑える事ができそうにない。 この今にも潰れてしまいそうな少年トレーナーを、ずっと見てみたい気もする。 「フーディン、そろそろボスの部屋が近い。いけるか?」 「あ、ああ…もちろん。大丈夫だよ」 …だが、私の本分を忘れるわけにもいかない。私はヤマブキジムの萌えもん。 ナツメのために戦うのが、私の使命だ。 「…サカキとは、ここで決着をつける!いくぞ、皆!」 「分かった!」 「うん!」 「は、はい…」 「行きましょう、マスター!」 「了解…!」 私達は、エレベーターから飛び出して走り出す。ヤマブキの平穏を、取り戻すために。 * * * 「…………」 サカキを取り逃がし、シルフカンパニーの残党片付け終了から4時間ほど経った明け方。 俺は、ヤマブキジムに挑戦しに来ていた。 正直結構眠い。仲間たちの治療をしている間、俺もベンチで仮眠はとったのだが… ロケット団の残党がどこに潜んでいるかもわからない今、さっさとフーディンを返し、戦ってこの場を離れるべきだと思う。 「行くか。…普通に入っていいよな?」 「何の問題があるというんだい?もうロケット団は片付けたんだ」 「それもそうだな…行くか」 ジムの中に入って、ナツメと対面する。 彼女はすでに、フィールドの端に立っていた。 「ナツメ。返しに来たぞ」 「…来たわね。あなたがフーディンを返し、バッジを賭けて挑んでくることは分かっていた。 そして、その結果も私には見えている―――」 ナツメが取り出したのは、ゴールドバッジ。それを、指ではじいた。 「…!?」 気付けば、俺の手の中にそのバッジが収まっている。…まぎれもない、本物だ。 「何のつもりだ、ナツメ」 「…私も、フーディンも、人の意思を強く感じ取ることができる。貴方の覚悟と戦意の前に、 私達は戦う気力を保つ事は出来なかった…不戦敗って奴ね」 「ふざけるな!」 「ふざけてなんていないわ。これはまぎれもなく、貴方の力による勝利よ。バッジを受け取って」 「嫌だ!こんな方法で手に入れた勝利なんて必要ない!」 「貴方が勝利の方法を選ぶとは思わなかったわ。…手段を選ばずロケット団を倒していた貴方が」 「ッ…!!」 「ならこうしましょう。バッジをあげる代わりに、私のお願いを一つ聞いてもらうわ。 これなら、いいでしょう?」 …あんまり納得はできないが…まぁ、俺の方も疲労している。…仕方ないといえば、仕方無いのか。 「そのお願いって?」 「フーディンを貴方の手持ちに加えて欲しい。…彼女自身の希望よ」 「えぇっ!?」 「…今回の戦いで、君に興味がわいた。これから先の戦いでも、私の力は役に立つと思うけれど…駄目かな?」 いや、戦力としては申し分ないけれど…いいのかな、そう言うのって…バッジも貰って、萌えもんも貰って… 「貴方には、その資格があるわ。バッジを持ち、フーディンを受け取る資格が」 思考を読まれたか。…だが、悪くはない話だ。精神的には納得しきれないが…まぁ、いずれ決着をつける日も来るだろう。 「…分かった。バッジとフーディン、ありがたく頂戴する」 「その言いかただと何か怪しいけど…まぁいいや。ありがとう、マスター。これから…よろしく」 「ああ、よろしく頼む。…ナツメ、俺達はもう出発する。奴らは俺たちをすでに認識している。ここにも長くはいられない」 「わかったわ。…次にあなたが来るときには、堂々と街を歩けるようにしておく」 「…期待しておくよ」 5人目の仲間を加えて、俺達は町を出た。…いい加減体も限界だ。サイクリングロードを使って、さっさとセキチクに行くとしよう。 * * * 「…とまぁ、以上が俺とフーディンの出会いの話だ。だいぶ切り上げたところもあったが、 それはまた別の話だな。…そろそろ、眠くなってきたな…」 「お疲れ様、御主人。我も眠くなってきた所だ、お互いそろそろ休むとしよう。 貴重な話をありがとう。…お休み、御主人」 「ああ。…お休み、プテラ」 あとがき。 今回は回想メインとなっています。チャットで意見を聞いて、多かったシャワーズとフーディンから。 所々に細かいネタも放り込んだりしていますので、楽しんでいただけましたら幸いです。 …次回は、ピカチュウとロコン編へ行きたいのですが…いかんせんネタが出ませんね… ここまで読んでくださり、ありがとうございました!次回をお楽しみに!
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「1のしま到着しましたー!」 …ん、あたい眠ってたのかな? それよりもどうしようか?やっぱり飛び込むしかないかな? 乗るときは簡単にいけたんだけどな。 いろいろと島を通ったから人が多くて隙がないや。 …よし。せっかくここまできたんだ。このチャンスを逃すくらいなら…。 海ぐらいへっちゃらだーーーーー! ※ ※ ※ ………う、ここはどこだ? なんか頭をつつかれてる様な…。 「あら、起きた?」 なんだこいつ?お日さま? 「えっ?!あんたはだれなのさ?」 あたいは飛び起きて戦闘態勢をとる。 なんなんだこいつ?後ろにお日さまみたいなわっか持ってるし、浮いてるし。 「ひどいわねぇ。せっかく助けてあげたのに」 「そうなのか?だったらごめん…」 (面白そうだから突っついてただけだったんだけどね~) 「なんか…顔がにやけてるぞ、おまえ」 「えっ?!そ、そんなことないわよ?」 服を乾かしてもらってる間、そいつからいろいろ話をきいた。 まずこいつはソルロックという萌えもんらしい。火とかだせてなんかすごいやつだ。 そしてここは1のしまにあるともしび山のふもとだという。 けっこう流されたんだな、あたい。 「で、あんたはなんで流れてきたのよ。」 「あたいはさ、船に乗って来たんだけどさ、」 「ご主人様とでもはぐれちゃったわけ?」 「あたいはつかまってなんかないよ!」 「じゃあ、人間に見つからないように降りようとして飛び込んだのね?」 「…おまえ頭いいな」 あたいは素直に感心した。 だってあたいは何にも言ってないのに、あたいがしたことを言い当てたんだもん。 「なんでって?私はエスパータイプだからね~」 「そうか~それならなっとくだ」 なっとくしたら笑われた。なんかむかつく。 「そんなのエスパーじゃなくてもわかるわよ。」 ?なんでだかわからない。 とりあえずむかつくことだけはわかった。 「で、なんでここまできたのよ。あんた、6のしまとか7のしまからきたんでしょ?」 「そこまでわかるなんて…エスパーすごいな」 「もういいから…さっさと言いなさいよ」 「あたいはね……ある萌えもんを追っかけてるのさ」 「ふ~ん。それで?どんな萌えもんなのよ」 「そいつはハブネークなんだけどさ、まるで人間見たいってゆうか…とにかくなんか変なやつだったんだよ」 「…あんたの説明じゃよくわかんないわ。とにかくハブネークなのね?」 「う…とりあえずは…」 「それなら無駄よ。少なくとも私はハブネークなんかみたことないし、ほかの連中は山からおりてこないしね」 「そうか…どこに行ったらいいんだろ?」 「……とりあえずあんたは体を洗った方がいいわ。海にも落ちたんだし。ついてきなさい。」 「どこにいくのさ?」 「温泉よ、温泉。」 ~続く~ ~後書き~ 中途半端で申し訳ないorz 次は温泉での話しになるけど、へんな期待なんかしちゃダメなんだからね! 後は設定とか~ ザングース 前回のクロスしたときのザングースさんと同じです。 アヤメさんには名前あるのにこの娘にはない… でもこの娘につけたらほかの娘にもつけないと… どうみても作者の技量不足です。本当にありがとうござ(ry ソルロック 基本的に鹿ver基準です。生息地とかドット絵とか。いやほかのやつを見たことないだけだけど… お姉さんなんだけど人をからかうのが好きな困った人。 基本的にはいい人なんだよ? でも、なによりも楽しいことを優先するからいい人の部分が見えてこない。 なぜ彼女は山からおりるのかというと、楽しい事を探すためのお散歩をしているのです。 じゃ、今回はここまで。また次回で会いましょう。でわ~
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わたしはルージュラ、こおりエスパーの萌えもん 身長140cm、体重は4・・39.6kg! 趣味は踊り、夢は素敵な雄萌えもんと添い遂げること わたし達の種族には雄が居ない なので子孫を残そうと思ったら、他のひとがた萌えもんと結ばれる必要があるのだ ある日、わたしのマスターであるおじいさんが日課の釣りに行くというので着いて行くことにした なんでもニョロゾが欲しくて欲しくてたまらないらしい ニョロゾはあんまり好みじゃないのよねぇ・・・内臓透けてるし・・・ 近くの池に向かう途中、通りかかった草むらで雄のケーシィに出会ったの 同じひとがた萌えもんだし、おじいさんもケーシィも戦う意思なんてないし、ってことで おじいさんの釣りを見学しながら色々お話してたの そのうちお互いの萌えもんの話になってきて 聞けばケーシィは雄の数が多くてフリーな雌ケーシィを探すのも大変だって言うじゃない こりゃラッキー☆って思ったわよ この子ケーシィとしてはどうなのかは知らないけど わたしの好みとしては十分OK! ちょっと眠そうにしてて、ぽやぽやーとしてる感じが母性本能を擽ってきてたまらない 早速、おねぇさんっぽく誘惑してあげてら真っ赤になっちゃって、これがまたかわいいのよ! 「ねぇ・・・キス、ってしたことある?」 「えっ・・・?あの・・・その・・・・・・な、ないです・・・」 「じゃあ、おねえさんと・・・してみよっか?」 「ああああ、あの・・・はい、ど、どうぞ・・・」 「ふふっ・・・目を閉じちゃダーメ、しっかりとわたしの目を見て」 「は、はい・・・・・・って、うわああああああああああっっっっっ!!!!(ヒュンッ)」 あっと言う間もなくテレポートで逃げちゃった ここまできて逃げるって失礼だと思わない? あれから何度かおじいさんの釣りついでに探しに来てるんだけど 結局あれ以来、あの子とは出会うことはなかった はぁ・・・わたしって良縁に恵まれてないのかなぁ ---------------------------------------- 補足 あくまのキッス おそろしい かおで むりやり キスを して あいてを ねむりの じょうたいに する。
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ゴールデンボールブリッジ カスミを突破したデオキシスとそのトレーナーは、レベルアップを目指しトレーナーが多く集う場所を訪れた。 その為の場所として選んだのはハナダシティジムから少しある居場所にある、橋、通称「ゴールデンボールブリッジ」。 ハナダの名所でもあるそこには普段から複数のトレーナーが屯しているので経験値を稼ぐには丁度良いと二人は考えたからだ。 さぁ行くぞと意気込んでデオキシスとそのトレーナーが橋を渡ろうとしたその時、橋の方からトンガリ頭の友人が歩いてきた。 「よぉ、○○○!久し振りだな!」 「相変わらずそいつを連れて歩いているのか。」 「デオキシス以外は連れていない?」 「…あぁ、そう言えばお前は捕獲が苦手だったな。」 「けど手持ちが一体だけってのはトレーナーとして問題だと思うぜ。」 「手持ちが一体が増えるだけでも他の萌えもん達への負担は一気に減るからな。」 「そういうのを考えて手持ち萌えもん達を補佐するのが一端の萌えもんトレーナーってもんだろ?」 「今度、草むらにでも行って手持ちになってくれそうな奴を探してみたらどうだ?」 「…と、長話過ぎたな。俺らしくもねぇ。」 「さてと、折角出会って話をしただけじゃつまらないな。」 「たった一体で戦うお前に、俺達がどれくらい強くなったか見せてやるよ!」 「先ずはそうだな、ポッポ!君に決めた!」 トンガリ頭がデオキシスの天敵だったと記憶している萌えもんが入ったボールに手を掛けて決めポーズと共にボールを戦闘の場へと投げる。 しかし次の瞬間にはトンガリ頭の手持ち萌えもんは全てデオキシスによって倒されたのでトレーナーは勝利を収めた。 「!なっ。何が起きた!?『勝負を始めたと思った』のに何で『全て倒されている』!?」 「今、勝負と言う過程を吹き飛ばし勝利と言う結果を残した…これが私の真の能力…その名も、キングッ」 「単にサイコキネシス連打で無双出来て面白く無かったから勝負描写をカットしただけなんだけどな。」 「ちょっと待て、戦闘カットは酷くないか。俺、一応ライバルだぜ?こう、もっと、読者も見ていて燃え上がるような戦いをだな。」 「カスミ戦の方が、と言うよりは、カスミのスターミーは普通に戦っても強いから印象に残り易いんだよ。今のライバルはちょっと。」 「ちょっと…何だよ。その先を言えよ!」 「ついでに賞金も貰っておいたから。」 トンガリ頭は財布を確認しデオキシスの言う通り所持金が減っている事に気付いた。僅かな間少なくなった財布と見つめ合った後、いそいそと財布と荷物を片付け、 「この先には預かりシステムを開発したマサキって奴が住んでるぜ!」 「お前も預かりシステムの世話になるつもりがあるのなら、挨拶をしに行ったらどうだ?」 「じゃあな、アデュー!」 等と捨て台詞を吐いてからトンガリ頭を風に揺らしつつも二人の横を通り過ぎそのまま歩き去る。 段々と小さくなっていく友人の背中を見ながらもトレーナーは一言呟く。 「…、どっちかというと、時間飛ばしはあの人が使った方がしっくりくるな。」 「あの人の名前は『クリム』ゾンだからね。」 クチバシティジム 港町として盛んな街、クチバシティ。 この街のジムリーダーは電気タイプ萌えもんを専門とする通称『イナズマアメリカン』マチス。 マチスのジムにはある特殊な仕掛けが施されていて挑戦者であるトレーナーは仕掛けを突破し始めてマチスに挑む事が出来る。 突破しなければならない仕掛けとは端的に言えばゴミ箱漁りである。こうして書くと一種の嫌がらせのように聞こえる。実際に嫌がらせなのかもしれないが。 ジムトレーナー曰く「用心深い」マチスは自分の部屋を施錠している。そして施錠を解除させる二つのスイッチがゴミ箱の中に在る。 トレーナーはゴミ箱の中からスイッチを探し出すことが出来ればマチスが待つ部屋に入る事が出来る、ということである。 三十箱ものゴミ箱の中から二つのスイッチを探し出すこの嫌がらせに苦戦するトレーナーは多い。また一人、そうして仕掛けにデオキシスを連れたトレーナーも苦戦していた。 デオキシスは苦々しい表情と共にゴミ箱の中に手を突っ込んで掻きまわすが、目的のスイッチが無かった事に落胆し愚痴を垂らした。 「ジムトレーナー。本当にゴミ箱の中にスイッチが入っているのだろうな。」 「ジムトレーナー全員がそう言ってるし確かなんだろ。ほら、次のゴミ箱を探るぞ。」 「マスターはどうなんだ?スイッチは見つかったか?」 「いや、全く。」 「もう二十五箱は探っているのにな…何でスイッチ一つ見つからないんだ。運が悪過ぎるだろう。」 「あぁ、それ多分、俺の所為。」 「俺の所為?どういう事だ?」 訳が分からない、とも言いたげなデオキシスに、トレーナーは言葉を選ぶ為に少しの間をおいた後で、その訳を説明し始めた。 「俺は運が悪いんだ。」 「運が悪い?余計に訳が判らないよ。」 「そのままの意味なんだけどな。例えばほら、俺は捕獲が苦手だろ?」 「そんな設定があったね。」 「俺が捕獲が苦手なのは運が悪いからなんだよ。弱らせて、ボールを当てても、結局最後にものを言うのは運だから。」 「なるほど、わからん。」 こうは言いながらもデオキシスはトレーナーの言おうとしている事は何となく理解できていた。 今までトレーナーはどんな萌えもんも捕まえる事が出来なかった。ちゃんと弱らせた上でモンスターボールをにぶつけてもだ。 それがたった一度なら『運が悪い』で済むかもしれない。しかしトレーナーの場合、それが何度も何度もあった。デオキシスはそれを見てきた。 確実に捕まえるマスターボールを除けば、例えどのような技術を用いても捕獲に絶対は無い。結局最後に必要なのは運だ。 致命的ではないにしろトレーナーにはそれが欠けていた。例えどんな好条件の下であってもトレーナーは萌えもんを捕まえる事が出来ないのである。 「それは単に運が悪いからで、この運の悪さが、ジムのスイッチ探しにも影響を与えているのではないかと。」 「何と言うかもう能力みたいなものなんだね…もしかして右手が幻想殺しだったりする?」 「いや、それは無い。まぁ、運が悪いと言っても不幸ってわけじゃないからな。」 「? 運が悪いと不幸になるものではないのか?」 「今の俺はそこそこ幸せだよ。嫌いじゃない奴と一緒に旅が出来るのだから。」 「嫌いじゃない奴?私の事か?…、嫌いじゃない、か。ふふ。」 デオキシスは再びゴミ箱の中を漁る。しかしスイッチは見つからない。 運が悪いトレーナーの手持ち萌えもんになると苦労するものだと、デオキシスは楽しげに呟いた。 「ジム戦より仕掛けを解除する方が手間取った気がするのだが、気の所為だろうか?」 「気の所為じゃないと思うぞ。ジム戦はサイコキネシスで無双出来たし。マチスよりゴミ箱の方が強敵だった。」 萌えもんタワー 運が悪いトレーナーと朱色と青緑の少女デオキシスは無事イワヤマトンネルを潜り抜け、シオンタウンの萌えもんタワーに来ていた。 萌えもんタワーとは多くの萌えもんの墓が集められ建てられた塔であり、毎日のようにかつて寵愛した萌えもんの墓参りに来る人々が訪れる場所である。 墓場という環境の所為かこの場所には未だ謎多き身体構造を持つゴーストタイプ萌えもんが出現する。 不謹慎ながら、墓参りではなくゴースト萌えもんを目当てに萌えもんタワーを訪れる萌えもんトレーナーも少なくはない。 野生の萌えもんを捕まえる事が出来ないトレーナーの目的は墓参りであった。 近くにあるタマムシシティのデパートで買った色取り取りの花を二階にあった小さな墓の前に供え、黙祷する。 研究所で暮らしていたデオキシスは研究所の近くに住んでいたトレーナーとの付き合いこそ長いが全てを知っているわけではない。 トレーナーが誰に祈りを捧げているのか分からず居心地が悪そうに周囲に気を配りながらもトレーナーを眺めていた。 やがて黙祷を終えて墓前から離れたトレーナーは、私用で待たせてしまったデオキシスに対し申し訳なさそうに話し掛ける。 「悪かったな。俺の私事で時間を使ってしまって。」 「誰の墓なんだ?君の以前まで手持ちだった萌えもんのものか?それとも御両親の?」 「いや、俺の妹の墓だよ。」 「君は人間だろ?妹が萌えもんというのはおかしくないか?」 「義理の、が付くんだけどな。俺にはズバットの妹が居たんだよ。」 「初めて聞いたな。」 「言ってなかったからな。」 「…彼女の死因は何だったんだ?」 「交通事故。母さんとの買い物帰りに大型トラックがぶつかったんだ。」 そう言えば、あいつが一番最初の手持ちだった。 トレーナーの台詞に過去を懐かしむかのような様子は無く、感情の篭っていない声音で淡々と語る。 「そう言えば俺が萌えもんを捕まえられなくなったのはあいつが死んでからだったな。」 「妹が君を呪っていると?」 「そうかもしそうじゃないかもしれない。いつも俺にくっついてたから今でも俺に憑いているのかも。」 「悪趣味な洒落だよ、それ。」 「そうか。悪かったな。しかし、こう身内が死を目の当たりにすると、悲しいと思うより死ぬとか生きるとかについて考えさせられるよ。」 「具体的には?」 「人はどうして生きるのかとか、人は死ぬとどうなるのか。人はなぜ出会うのかとか。」 「答えは出たのか?」 「いや。今でも分からん。」 「そんなものだろうな。」 「そんなもんだろう。」 それからは二人とも、萌えもんセンターの宿泊部屋に着くまで、一言も言葉を発する事は無かった。 「さっきはすまなかった。言い辛い事を聞いてしまって。」 「今度の墓参りにはお前も付き合ってくれ。一人が二人に増えれば、あいつも喜ぶだろうから。」
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ばすたぁ とは? 北は東北に住むニコ生放送主。♂。自称「ホモではない」 第2回やんコミュ杯「いやんやん杯」優勝したことで公言してた「やんコミュデビュー」を果たした新鋭。 大会での戦績(おえかき氏関連)第3回オボン杯 ベスト4(128人) 第1回やんコミュ杯(桜花賞 DS) 準優勝(16人) 第2回やんコミュ杯(いやんやん杯 バトレボ) 優勝(63人) 第2回もこりんぴっくイテリノイマ杯 準優勝(376人) 最近はポケモンBW放送で廃人っぷりを披露している。ROMだけではなくDSも数台持っている。 PDW(ポケモンドリームワールド)では廃人を証明するようなミニゲーム厨。 難易度がべらぼうに高いアイス積みゲーの攻略法を自ら証明した瞬間、彼は輝いたのだ。 自己最高記録は、266.36cm。 遊戯王勢その2でトモ氏とも仲が良い。 好きな遊戯王カードは『バスター・モード』 現在の「ばすたぁ」の名前の由来はここからである。 トモ氏とは逆で、どちらかと言えばデッキはガチ寄りである。 1度だけポケモン駄洒落枠なる放送を行った。 大変カオスな内容で彼の笑いのツボもカオスであった。 おえかき氏リスペクトでマリオ16枚RTAもしており、枠内戦士の腕前である。 最近は自分で枠を取ることは少なく、skypeによってゲストとして放送に参加する事が多い。 ばすたぁのテーマ 【作業用】ポケモン俺的神曲【BGM】 弟 ていとく 双子の弟で声が彼に瓜二つ。 たまに放送のコメントで兄弟が会話しているので猛烈に突っ込むのが吉。 主な放送内容マリオ64☆16枚RTA おにぎり10個RTA ばすたぁのリンク3度の飯より乱数調整!(コミュニティ) ブログ(ホモログ) ばすたぁ氏のTwitter